思い出作りのパートナー
「ハイエース」と聞くと、子供の頃の思い出が蘇ってきます。父親がアウトドアが好きで、子供の頃は休日というとハイエースで遠出をしていました。父は海よりも山を好み、夏は山登りやキャンプ、冬はスキーでした。スキーは東京から関越方面に行っていましたが、当時は高速道路がなかったので、前夜に出発して到着するのが朝。
朝目が覚めるといつも窓の外に雪の壁があり、子供の私は“いったいどこでこんなに雪が積もるんだろう”と不思議で仕方がありませんでした。ハイエースは後部シートがフラットになるので、私たち4人兄妹が寝ても充分な広さ。真ん中を空けてトランプで遊んだり、ちっちゃい頃はでんぐり返しなどもして遊んでいました。父のアウトドア仲間の子供が一緒に乗ることもありました。多分子供だけで10人くらい乗っていたのではないかと思います。今思うとハイエースって、走る託児所のようなものですね。ハイエースはシートの下にスキー板が入るので、キャリアを付けずに済むのもメリットだと思います。父はモデルチェンジをしても、ずっとハイエースを乗っていました。仕事で大きな荷物を運ぶこともあったため、ハイエースはその点でも使いやすかったのではないかと思います。リタイヤしてハイエースも手放してしまいましが、父にとってハイエースは仕事や家族の思い出作りのパートナーであったのではないかと思います。